ご近所にある「久我神社」さんで第42回式年遷宮による
拝殿の屋根の「檜皮葺」の葺き替えが終わりました。
葺き替えられたばかりの屋根の見学が8月31日と9月1日におこなわれたので
見学に伺いました。
【久我神社】
住所 : 京都市北区紫竹下竹殿町47番地
こちらは、3年前に葺き替えられた本殿です。
社務所でお願いすると
名前と住所を記帳しお祓いを受けてから、
葺き替えの為に拝殿に作られた足場に上って
すぐそばで檜皮葺などの説明を聞きます。
檜の樹皮を用いて1.2?ずつ、ずらしながら屋根を葺き上げる日本古来の手法です。
細かい樹皮が美しく重なり屋根が出来上がっていました。
軒から30〜40?ほど中は空洞になっており
通気性が良く檜皮が長持ちするようになっているそうです。
優美な曲線が目の前に広がります。
「檜皮葺」のお話しだけでなく
「京都の三森」が「糺の森」「藤の森」「大宮の森」だったそうで
「久我神社」の辺りが広大な「森」だったこと。
「久我神社」に祀られている「賀茂建角身命(かもたてつのみのみこと)」が
「上賀茂神社」に祀られている「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)」のお爺様にあたることなどを
お話ししていただきました。
「賀茂建角身命」には娘の「賀茂玉依比売命(かもたまよりひめのみこと)」がいらっしゃいましたが
男の子がいらっしゃらず、
子孫に男の子が生まれるのを ずっと待たれていたので
待つのは嫌ということで
「久我神社」には「松(待つ)の木」が1本も植えてないそうです。
神職の方から1対1で
ゆっくりとお話を聞けました。
おおきに。