昨日は雨が降り始める中、
金毛院さんの月釜に伺いました。
3月はお稽古していただいている先生が釜を掛けられまして
今回はお手伝いではなく お客さんとして お茶をいただき参りました。
【金毛院】
住所 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
ちょうど、全国車いす駅伝競走大会の日と重なりまして
白川通が11時から11時半まで通行止めになりますので
11時前に白川通を横切り金毛院さんへと向かいました。
哲学の道は桜の蕾は固く人も まばらです。
もう少しして桜が咲いたら満員になるでしょう。
苔むした金毛院さんのお庭は雨を喜んでいるようです。
緑がとても美しい!
受付に行く前に、水屋を 覗き、みなさんにご挨拶しました。
ほんとうに、朝早くからご苦労様です。
その後に、受付へと思いましたら
待合から人があふれて
受付へも入れないほどでした。
車いす駅伝で通行止めになる前にと思うのは みんな一緒ですよね。
前で受付されている2名の方が4つ目のお席になりますと言われてました。
4つ目!!混んでるし仕方ない・・・と思ったら
1人でしたので運よく3つ目のお席に入れることになりました。
3席待つのは長いなぁと思いましたが
待合では隣に座った娘さんが話しかけてこられました。
〜このお茶会って どういう流れなんですか?
話してみるとお茶のお稽古をしたことはなく、初めて茶会に参加するとのことです。
ネットで検索して金毛院さんの月釜をみつけた そうです。
受付をすませて待合に座っているけど服装も場違いではと とても緊張されていました。
懐紙も持たれていませんでしたので
懐紙を差し上げ、茶扇子をお貸しして一緒に茶席に入りましょうと
いろいろお話しをして、あっという間に時間が経ちました。
お茶会が楽しいと思ってもらえたかなぁと気になる私です。
お席の写真はございませんが会記だけご紹介しておきます。
会記
待合床 寛道筆 雛絵
茶席
床 陽春布徳沢 淡々斎筆
花 緋木瓜 蕗の薹
花入 一重切 (銘 福寿萬年 乙玄造)
香合 都鳥 隅田川焼
釜 雲龍 敬典造
炉縁 北山杉
棚 淡々斎好 徒然棚
水指 立鼓 薩摩焼
薄器 海松貝絵大棗 玉栄造
茶杓 淡々斎作 銘 下萌
茶碗 黒 弘入造
替茶碗 志野写 即全造
建水 竹溜塗
蓋置 五徳
菓子 引千切 聚洸製
3月ということで可愛らしくお雛様の取り合わせでした。
昨年9月の台風で傷んでいた部分が修理され
壁も塗り直されていたので今までよりも茶室内部が明るくなったような気がしました。