「常笑釜」月釜2月 in 大西常商店
日曜日に街中を散歩。
百貨店から仏光寺さんへ
そして、以前伺った扇子屋さんの「大西常商店」さんで「常笑釜」という月釜が掛っていると聞き
一度行ってみたいなぁと思っていたので寄ってみることに。
〜初めての方も茶道をしていない方もお子さま連れの方も 常連の方もご予約不要
お好きなお時間にお越しください〜
と書かれていた通り
厚かましく、何も茶道の用意も持たずに
ぶらりとお席へ伺いました。
(こちらのお店の写真は以前伺った時のんです。)
店先ではなく、中に案内の紙が貼ってあります。
見逃してしまいそうなので気をつけましょう。
お茶をいただきに・・・というとお店の方が待合へと案内して下さいます。
お店の座敷が待合になっておりまして
受付の方は居られず
名前を書いて引出しに 1名1,000円を入れておく方式です。
しばらくすると、前席の方が戻って来られました。
小学生くらいの女の子とお母様、そして、着物着用の男性と女性の方でした。
席主の三窪さん(あとで名前を教えていただきました。)が
しばらくお待ちくださいと席を改められてから
案内してくださいました。
次のお席は
私と連れの2人だけのお席となりました。
待合からお茶室が見えています。
藁草履を履いて
お庭の奥、灯籠の左側の 躙り口からお席へ入ります。
茶室「常扇菴」
お席へ入ると
逆勝手のお席です。
えーと、逆勝手なら上座は どっちになるんやったけと考えて・・・
私達2人だけなんで
正客も詰も、どちらでも いいんですけどね。
などと思っていたら
お点前が始まりました。
お席に水屋のことを全て 席主の方が お1人でされていました。
この日のお菓子は
千利休の命日28日にちなんで 「ふの焼」。
しかも、焼きたて熱々 席主の手作り!!です。
小麦粉を水で溶いたものを焼いて
白味噌、白餡、胡桃、山椒を合わせたものを包んでいただきます。
それに、真っ赤な苺。
1服は「ふの焼」で、もう1服は苺でいただきました。
けっこう歩いていたので
美味しいお抹茶を2服いただき嬉しかったです。
お茶をいただきながら
お話しして
住まいが近いことが分かりました。
お店から 大徳寺さんを挟んで西側の陶々舎さんにお住まいだそうです。
席主のお名前 三窪笑り子さんの「笑」と大西常商店さんの「常」を合わせて
「常笑釜」と名付けられいるそうです。
これも何かのご縁、次は陶々舎さんのお席へも伺ってみたいなぁと思うのでした。
- 2019.02.28 Thursday
- 京都のええとこ
- 09:25
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- by 織文意匠鈴木