紅葉の実 「翼果」

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    先日、「貴与次郎」さんでお昼を食べた、そのあとのお話しです。

    いっぱい喋って友人と別れたあと、

    美味しいもん食べたので

    腹ごなしに歩いていたら 「亀廣保」さんの前へ

    せっかくなので

    ちょっと寄ってみました。


    【京菓子 亀廣保】

    住所  : 京都府京都市中京区室町通二条下ル

    営業時間: 9:00〜17:00

    定休日 : 日曜、祝日

    お茶席などの干菓子を専門にされているお店です。

    ケースには季節の干菓子が並んでいます。


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    見ていると だいたい何か分かりますよね。

    流水や観世水、あやめ、岩根の躑躅、鳥は何かなぁ・・・

    でも、

    下の段の左・青紅葉のお干菓子と くねっと曲がったのが何か分かりませんでした。

    お店の方の尋ねると

    〜紅葉の花ですよ と教えてくれはりました。

    へぇー、紅葉の花って・・・花は小さくって赤い粒々したやつですよね。

    紅葉の実のことかなぁと勝手に思いました。

    ほらっ、下の画像のようなのです。

    この時期に紅葉を見ると葉っぱにまぎれて あります。

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    この実は「翼果(よくか)」と呼ばれています。

    果皮の一部が平らな翼状に発達していて

    2枚の翼でヘリコプターのように飛んでいきます。

    よく見ると根元に2個の種があるのも分かります。


    お店の方教えていただいたお干菓子の正解は こちら。

    上の左が ホトトギスに流水 右が 流水と筏   

    下 左から 青紅葉と紅葉の花  アヤメと観世水 岩根の躑躅

    何にするか迷いましたが

    結局、私が買ったのは「アヤメと観世水」は 1組 260円です。


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    季節に合わせて いろんなものがお菓子になるんですね。

    面白いです。

    ご馳走さんでした。


    博物館の帰りに 「ゆふころろ」

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      日曜日に雨がじゃーじゃー降ってました。

      出掛けたのは

      雨でも楽しめる国立博物館です。

       

       


       

       

      現在は「池大雅 天衣無縫の旅の画家」を5月20日までされています。

      南画の大成者と称される池大雅の初期から晩年に至る

      たくさんの作品が展示されていました。

       

       

      博物館の帰りに

      七条通りの三十三間堂さんより少し西側に新しそうなお店がありました。

      昨年の6月にオープンされて

      もうすぐ1年になる 麩を使ったスイーツのお店でした。

       

       

      【ゆふころろ】

      住所  : 京都市東山区西之門町557三十三間堂ウエストスクエア1階

      営業時間: 11:00〜19:00

      定休日 : 月曜日(月曜が祝日などの場合は営業、翌火曜休業)

      https://www.yufucororo.com/




       

       

      冷蔵のショーケースには

      麩饅頭のようなものとケーキが並んでいました。



       

      ケーキにも麩パウダーや丁字麩が使われています。

       

       

      カウンターには麩を使った焼き菓子。


       

       

      いったい何を試してみれば良いのか悩みます。

      いろいろ少しづつ試してみましょう。

      餡子が好きな方なら「雫麩饅頭」がお薦めです言われて

      「玉露の雫」 1個 345円(税込)


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      麩饅頭のようなフォルム、

      こし餡の入った麩饅頭の周りに抹茶味のスポンジ生地がまぶしてあり、

      上にチーズ味のクリームと玉露のゼリーがのってます。

      和菓子のような洋菓子のような

       

       

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      あと、「四方の麩(よものふ)」の「生麩のガトーショコラ」

      1個 410円(税込)

       

      チョコレートの濃厚でなめらかな食感に生麩のモチモチした食感が後をひきます。

      写真を撮らずに食べちゃいましたが

      これ!好きです。

       

       

      焼き菓子は

      「お麩の蕾」から「ぴりっと蕾」 1袋 734円(税込)

      「ころろの香」から「山椒の香」 1個 302円(税込)

       

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      「お麩の蕾」は麩のラスクって感じで、

      焼き麩をバターにひたし砂糖をまぶして焼き上げてあるそうです。

      いろんなお味がありますが原了郭さんの黒七味を使ってあるのんを

      いただきました。

      バターの香りと黒七味の香りがして、サクサク。

       

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      「ころろの香」は麩パウダーが生地に使われているそうですが

      あんまり分かりませんでした。

       

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      麩を全ての商品に使ってあるって

      いろいろと特色だそうと頑張ってはるなぁと思いました。

      ご馳走さんでした。

       

       


      「貴与次郎」さんでランチ

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        本日は

        5月15日で「葵祭」路頭の儀、行列の日です。

        お昼から通れらる

        賀茂街道を朝の散歩で歩いて来ました。

        もちろん、静かなものでした。

         

         

        ええお天気です。

        天気予報で30度を超えると言ってはりました。

        行列を観る人も

        行列に参加する人も馬も牛も水分補給に気をつけて下さいませ。

         

         


         

         

         

        さて、先日の土曜日も

        ええお天気でした。

        毎年、ニューカレドニアから5月に里帰りして来る友人とランチに行って来ました。



         

         

        【京料理 貴与次郎】

        住所  : 京都市中京区宗林町92

        営業時間: 11:30〜14:30

              17:30〜22:00

        定休日 : 月曜日(祝日を除く)

        https://www.kiyojirou.com/

         

         

        住所を京都風に言えば

        油小路通の三条上った東側です。

         

         

        お願いしたのは 貴与次郎コース 3,780円(税込)

         

         

        右 先付 稚鮎の煮びたし

        左 造り 鰹

         

         

        汁 白味噌 鮑



        焼物 きんき 生麩粽添え

         

        蛍烏賊の酢味噌

         

        このお料理は冷たいと思い込んでいましたが

        運ばれて来たら熱々!

        熱々も いけます。手




        蒸し物  菖蒲饅頭

         

        暑い日でも生姜の効いた蒸し物は美味しいです。

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        ご飯、赤出汁、香の物、蕗味噌

         

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        生姜のアイスとわらび餅

         

        生姜のアイスで口がさっぱりとしました。


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        あと、珈琲がでました。
        私は珈琲が苦手なので急須で焙じ茶をいただきました。


         

        柊屋さんで修行された笑顔の素敵なご主人が

        〜お料理、いかがでしたか

        と挨拶してくださいました。

         

        品数が多く、おしゃべりしながら楽しいランチ。

        満足しました。

        ご馳走さんでした。

         


        虎屋菓寮 と 虎屋京都ギャラリー「竹に虎」

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          ゴールデンウィークは

          渋滞などに悩まされることもなく

          ほぼ近所で うろうろ しておりました。

           

           

          九州から来られたお客さんと「とらや茶寮」へ。

           

          青紅葉が あざやか
          テラス席もありますが
          ちょっと肌寒かったのでお部屋の中でいただきました。

           


           

           

          私は濃し餡の柏餅を注文、味噌餡もあります。

           

          柏餅 280円(税別)

          抹茶 800円(税別)

           

           

          きんとん製

          銘 遠緑(とおみどり) 450円(税別)

          抹茶          800円(税別)




           

           

          お菓子がのっている懐紙には虎の版画があり

          いつものメニュー以外に

          「竹笹堂」さんの版画でお菓子のメニューが置いてありました。

          あらっ、

          版画のメニューと思いましたら

          虎屋京都ギャラリーさんで

          「とらや」さんの掛け紙や包装紙に使われてきた木版画を主とした展示をされているので

          この期間は版画のメニューになっているとのことでした。

           

          では、ギャラリーも拝見して行きましょう。

           

           

          【竹に虎 -見てたのし、使ってよろしい商業版画- 展】

          4月21日〜5月20日 10:00〜17:00

          会期中無休 入場無料

           

          ギャラリーに入ったら

          ちょうど門川大作京都市長さんと一緒になりました。

          解説を聞きながら観られてまして

          私達もお話を聞くことが出来ました。手

           

          中には富岡鉄斎の原画からおこした版木もあります。

          下の写真のギャラリーのポスターになっている虎です。

           

           


           

           

           

           

          虎屋さんが保管されてきた版木で版画の「竹笹堂」さんが刷られたものや

          「竹笹堂」さんが新しく作られた作品もありました。

           

          お茶のついでにギャラリーも観られてお得でした。

          おおきに。

           


          袋物のお稽古 「茶箱の仕覆」

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            ゴールデンウィークの後半はいかがお過ごしでしたでしょうか。

            私は5月3日 健保記念日に「袋物のお稽古」でした。

            お休みの途中ということもあって

            出席者は少なめでした。

             

             

             

            先生からいただいた型紙を基本に

             

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            実際の寸法を計って型紙を作ります。


             

             


            底は計った大きさと同寸で廻りは8ミリプラスして型紙を作ります。

            底を縫うときは

            8ミリを4つの角で割り、1つの角で1辺づつに1ミリで2ミリを縫い残ます。

             

            茶入や茶碗と違って

            茶箱は大きいので縫う距離が長いので

            どうしても時間がかかります。

             

            ひたすら直線を縫います。

             

             

            いつも通り、裏地の糸は1本取りで出来あがり線の内側を縫います。

            底を付ける時は1本取りの返し縫で出来あがり線縫います。

            茶入や茶碗の仕覆と違い

            底の生地には和紙は貼らず、生地どうしを縫うので縫いやすいです。

            後で底にはボール紙を挟み込む仕立て方です。

            裏地が縫えたらいちど着せてみて大丈夫か確認します。

             


            OKがでて一安心。

            それから、表地を裁ちました。

             

             

            表地は糸は2本取りで、出来あがり線の外側を縫います。

            底付けは2本取りの返し縫で出来上がり線を縫いました。

             


            表地と裏地が縫えたら

            底の 縫い目の外側どうしを粗い返し縫で縫い止めます。

            粗く縫っておき、その縫い目に綿を押し込むことになるのです。

             

             

             

            3辺縫い止めた後にボール紙を差し込みます。

            1枚は裏地の方へ、もう1枚は表地の方へ

            縫い代が2枚のボール紙の間に納まります。

             

             


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            ボール紙が納まったら

            残りの1辺も縫い代をボール紙の間に入れて まつり縫いで閉じます。

             

             

            今月は ここまで!

             

            皺にならないように

            茶箱を入れて持ちかえりました。


             

            柄合わせ、けっこう上手くいったなぁと自己満足してます。


             

             

            ちょっと大きめな感じですが

            綿を入れたら ええ感じになる予定です。

            来月、綿入れと緒をつがりれば出来上がりです。

             


            太田神社の「カキツバタ」 2018

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              「五事式」でいただいた「杜若」の主菓子で

              「太田沢カキツバタ」を思い出しました。

              長時間の正座で疲れた足を癒すためにも

              散歩がてら

              「太田神社」さんまで行って来ました。

              【賀茂別雷神社 摂社 太田神社】

              住所  : 京都市北区上賀茂本山340

              もう、日当たりの良い場所から「カキツバタ」が咲いてました。









              沢の周りに張り巡らされた網のおかげで

              今年は鹿の被害もなかったそうです。

              16時位でしたが多くの方が拝観にお越しでした。

              これから、15日の葵祭くらいが見頃です。

              どうぞお出掛けください。


              「五事式」のお稽古

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                ゴールデンウィークが始まりました。
                しかも、ええお天気です。
                みなさんお出掛けされましたか。
                これからの方もいらっしゃるでしょうね。

                うちの店はカレンダー通りです。


                昭和の日は先生のお宅で「五事式」のお稽古をさせていただきました。

                廻り炭・廻り花・且座・花月など

                それぞれを別個に順番にお稽古させていただいてますが

                茶事として「五事式」ですることは

                めったにないので気合がはいります。


                最初に水屋の準備もお稽古です。
                廻炭の準備で
                巴半田と筋半田を書く練習をしました。

                力を入れないといけませんが

                入れすぎると上手くいかないです。




                廻り炭

                順番を覚えたり火箸で炭を持つのが大変です。

                みなさん、好プレーもあり珍プレーもありでした。

                懐石は時間もかかるのでと点心をいただきました。

                先生が作ってくださった松花堂です。

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                食事の後に主菓子をいただいて中立です。

                銘 杜若     ご製 紫野 源水

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                席に入って

                正客が香を焚き

                花は花寄せでしました。

                そして、亭主役の方が濃茶を点てて

                みんなで菓子付花月をし

                最後に一二三で点数を付けました。

                さすがに長時間の正座で足が痛かったアセアセですが

                楽しかったです。

                1日、勉強させていただきました。


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