「四頭茶会」 in 建仁寺
建仁寺さんを創建された栄西禅師は
中国からお茶の種を持ち帰られ
茶樹の栽培と喫茶の風習の普及に尽力されました。
そんな、栄西禅師が生まれられたのが
4月20日だそうで
建仁寺さんで「開山栄西禅師御生誕慶讃法会 四頭茶会」が行われます。
お休みを頂戴して
始めて、「四頭茶会」に行かせていただきました。
「四頭茶会」 1人 香料 15,000円
【大本山 建仁寺】
住所 : 京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町584
茶会の前の法要が始まるのが 8時ですが
7時くらいに行かれると良いですよとお聞きしていたので
早起きして着物を着て出掛けました。
着きましたら、6時40分。
境内に牡丹が鮮やかに咲いておりました。
良いお天気でもあり、朝の凛とした境内の空気の中で
待っているのは気持ちが良かったです。
しばらく待っていますと受付が始まり
第2席めの本席指定席番号 14 の札を頂戴しました。
1席目、2席目は来賓の方もご一緒されますので
きっちりとお席が指定されました。
本席に入る前に待合にて
「四頭茶会」の あらまし や 作法についてお話がありました。
このあと、8時より栄西禅師を偲ぶ法要が始まります。
1・2席の客は隣室にて法要を拝見することが出来ました。
早起きは三文の得ですね!
法要の後、20分ほどで2席めの私達が
4人の正客に準じて相伴客8名が従い 4列にて(1席 36名)席入りしました。
客が着席すると
まず、侍香の僧にて正面御開山の頂相前で献香があり
次に中央にて左右両手で1度ずつ焼香され席が清められました。
お香の香りに包まれ厳かな中、
4人の正客より順に客に4名の寺僧によって縁高の菓子が配られます。
五七の桐 押し菓子 椿の葉っぱの上に醤油で炊いた蒟蒻
そして、
抹茶(銘:建久の白 詰:祇園辻利)の入った天目茶碗が配られます。
僧が口に茶筅を挿した浄瓶を持って入堂し、客一人ずつの前にて点前をされます。
客が捧げ持つ天目茶碗に湯を注ぎ、
茶筅でお茶を点てられると
そのまま、お茶をいただきます。
本来ならば、天目台ごと いただくのが作法ですが
飲みにくければ茶碗だけ持って飲んで下さいとのことでした。
4人の僧により
きびきびとお茶が点てられいく様子に
見とれている間に
20分ほどのお席が終わりました。
楽しかったなぁ。
その後は
せっかく、副席もありますので
全席でお茶をいただくことにしました。
ざっと ご紹介しましょう。
裏千家副席 in 久昌院
お菓子は 桜餅 ご製 とらや
点心席 in 本坊 書院
お庭を眺め
風神雷神のお部屋で
堀川通高辻の矢尾治さんで
精進料理の点心をいただきました。
表千家副席 in 霊洞院
お菓子は 銘 柳絮(りょうじょ) ご製 二條駿河屋
煎茶席 in 両足院
お菓子は 蕎麦薯蕷 茶の実の形になっています。
番茶席
番茶席は建仁寺さんの境内にある「茶碑」の前に床几が出されています。
腰掛けてお茶をいただけます。
茶券が要らないので
観光客の方もいただけます。
「茶碑」の前の桜が満開でした。
お菓子 祇園辻利さんの抹茶あられ です。
本席・副席(表千家、裏千家)・煎茶席・番茶席・点心席
6席でお茶をいただき、
時計を見たら 15時過ぎでした。
どうしても、各お席で待ち時間が出来ますので時間がかかります。
煎茶席では
お席に入らず、お菓子だけを持ち帰られる方も多かったです。
さすがに、ほっこりしました。
おおきに。
- 2017.04.25 Tuesday
- 日記
- 22:15
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- by 織文意匠鈴木