「熨斗袋」 作り に挑戦!
今年の秋は台風が つぎつぎとやって来ます。
秋雨前線も活発で・・・
秋晴れが恋しい今日この頃です。
昨夜から、激しい雨が降ったので
朝は泥水で賀茂川の水も増えていました。
お休みの日は
自転車で京都市内を走り回るのが好きなのですが
雨が心配で出掛けることが出来ない日が多いです。
という訳で、こちょこちょと手作りに励んでおります。
たとえば、ハギレで「くるっと懐紙入れ」を作ったりとか。
作り方はこちら。
そんな時に
家の襖の張替で使った「京唐紙」の残りを表具屋さんが たくさん くれはったの〜
何かに使ってと 「京唐紙」をいただいたきました。
「京唐紙」とは、版画の一種の様なもので、
朴の木で手彫りした古くから伝わる伝統文様の版木を使います。
その表面にキラ・胡粉と呼ばれる絵具を付け、
和紙や鳥ノ子紙に柄を合わせながら一枚一枚、手の平で文様を写し出す伝統的な手法です。
画像で分かりますか・・・
いただいたのは、同系色で桐の文様が写されていて上品な感じです。
何にしようかなぁ。
箱に貼っても良いかなぁ・・・。
ちょっと、白すぎて汚れが心配かなぁ・・・。
そうや!熨斗袋にしたらどうかなぁ。
ということで、即、実行!
まずは、家にある金封やぽち袋を眺めて
頭の中で、あれやこれやと考えをまとめます。
袋の展開図が欲しかったので
袋を ゆっくりと開いてクリアファイルに写します。
クリアファイルなら透明なので文様の配置が考えられて便利です。
こうして作った型紙を「唐紙」の上に置いて
切り抜き、
糊で貼ると
出来上がり!!
素敵ですが何だか 物足りない。
熨斗がないからかなぁ。
ということで、
webで消しゴムハンコの作り方を検索して調べて作ってみることに。
消しゴムと子供が小学生の頃に使っていた彫刻刀を探し出して
熨斗のハンコを作りましょう。
まずは、家にあった熨斗袋から熨斗を写し取ります。
作り方にはトレーシングペーパーを用意すると書かれていますが
そんなん、家に無かったので半紙を使ってみました。
トレーシングペーパーがなくても上手く写し取れました。
消しゴムに置いて爪でこすると写し取った鉛筆の模様が上手く消しゴムの方に移りますよ。
半紙もない! という方は トレーシングペーパーを買って下さいませ。
あとは、気をつけながら彫る。
ただひたすら、ゆっくりと彫る。
出来上がりはこちら
袋に押してみました。
とっても、熨斗袋らしくなりました。
これなら使えそうです。
- 2016.09.29 Thursday
- 手作り
- 15:05
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- by 織文意匠鈴木