3月は中次の寸法を測って
型紙作りからです。
型紙を作ったあと
生地を裁つときは、間違って裁ってしまうと
取り返しがつかないのでドキドキします。
そのあとは、裏地から縫って
中次に合わせて寸法が合っているか確認です。
大丈夫なら表布も縫っていきます。
裏地の底を縫って、表地の底を縫うところで時間となりました。
あとは、来月の仕上げになります。
まだ、綿(わた)をいただいてないのでお家で表地にも底を縫い付けて
4月のお稽古は綿を含ませるところから出来るようにしたいです。
時間があったので日曜に古帛紗を縫っておきました。
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表紙は常盤貴子さんと仲間由紀恵さんです。
こちらの、
「私の春色きもの花きもの」
可憐なきれい色こそ きものの醍醐味
トーヨーキッチンスタイル専務取締役の渡辺紗耶子さんが
若草色の訪問着に合わせて締めて下さっているのが弊社の
唐綾錦 雪輪取花文様
P51
P50
上品で爽やに着こなしてくださってるので嬉しいです。
]]>昨日は今年最初の「袋物のお稽古」に行って来ました。
2月は芯の入った太めの絹紐で「釜敷」を作ります。
紐の色は自分で選びました。
絹紐1本で釈迦結びをして
残りの2本を添わせていきます。
結ぶときに真ん中を洗濯ばさみで留めておくと結びやすいですよ。
朱・白・茶の三色取り合わせて結びました。
裏側で紐どうしを縫い合わせて完成です。
前回は縫い合わせただけでしたが
今回は上手い具合に茶の紐と同色の生地が手元にありましたので
合わせた部分を生地でくるりと隠しました。
こちらは裏側の画像です。
右側の下辺りに合わせ部分がありますが
違和感なくすっきりと仕上がりました。
前回、作った「釜敷」は縫い合わせたままです。
実は「釜敷」作ったのは3回目になります。
一番最初に作ったときは朱色の紐、一色でした。
配色が違うと雰囲気が変わりますね。
こちらは、あわじ結びで作ってあります。
実際には絹紐の釜敷は汚れそうで
なかなか使えません。
今回のお稽古でも
壁に掛けて飾りにしようという意見もありました。
]]>夕焼けの西山がきれいでした。
賞品を横目で見ながら本殿へ向かいます。
仕事終わりに伺ったので
17時15分くらいに着いたのですが
境内18時からの追儺式を観るための場所取りで人がいっぱいでした。
しかも、いつもならお参りの後に
抽選券付きの福豆を買うのですが
人が多すぎるとのことで福豆の販売が中止中!!
残念ながら買うことが出来ませんでした。
ということで、夕日が見られて無病息災をお願いできましたが
今年は賞品が当たることはありません。
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すぐ近くの「東山 吉寿」さんに伺ってきました。
東山通にある
フォーシーズンズホテルさんのお向かいの道を西に入ったところにお店があります。
【東山 吉寿】
住所 : 京都市東山区妙法院前側町422
営業時間 : [昼]12:00一斉スタート
[夜]18:30一斉スタート
定休日 : 水曜日、不定休
京都市、七条、清水五条の和食「東山 吉寿」 (higashiyama-yosihisa.com)
私は西側から豊国神社さんの境内を抜けてお店へやって来ました。
暖簾が掛かってます。
看板は暖簾に隠れてました。
カウンターに座りまして
一斉スタートでお料理が始まります。
まず、一品目
鮑、長崎産の朝堀筍、椎茸を お出汁と鶏ガラスープで
先付 長芋ソーメンの上に山菜、雲丹、キャビアをのせてナンプラーとライムで
椀物 月光百合根だけを繋ぎにずわい蟹の身を固めた椀だね
上に蟹の身と金時人参、鴬菜をのせて
本枯節で摂ったお出汁だけでシンプルに味わう
美しい白身、クエです。
お造りで食べらえるクエの厚切りを行者ニンニクで漬けにして
サッと数秒炙って いただきました。
能登で水揚げされた しびまぐろ
写真も撮らずに食べてしまいましたが
三種の葱(九条葱2年物、アサツキ、芽葱)と ラー油味のタレでいただきました。
こちらも、自分の好みで炙るもよし生もよしです。
箸休め チーズの燻製出来立て
河豚の白子蕎麦 唐墨の塩味で
蕎麦をいただいた後に もち米を入れて
かき混ぜ リゾット風で
太刀魚の塩焼き
スダチを添えて
箸休め 矢尾の葉牛蒡の胡麻和え
白味噌の鰤大根
さて、〆は 焼肉定食ですと近江牛のヘレ肉を持って来られました。
ご飯は土鍋で炊き立て
ヘレ肉は炭火で
付け合わせは
山葵、あけがらし、奈良漬け
あけがらし は山形県の醤油屋さんが仕込みに芥子糀と麻の実をあしらった自然食。
ご飯のお供に最適らしいです。
初めていただきました。
吉寿さんの焼肉定食はこんな感じです。
お肉と白ご飯はお替わり出来ます。
奈良漬けが美味しくって白ご飯をお替わり
お腹がいっぱいになりました。
ここで、店内の雰囲気をパチリ。
デザートには
せとか の搾りたてをいただきました。
冷たくってお口の中がスッキリします。
ほんま、美味しくって食べ過ぎました。
カンターのちょうど真ん中のお席でしたので
ちょっと炭火が熱かったですが
目の前でライブキッチンも堪能出来ました。
ご馳走さんでした。
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食いしん坊ですから、11月号の
〜手土産2023〜という記事を読んでましたら
P176「正装とメイク 私の流儀」という記事の中の
茶道裏千家教授 保坂眞智子さんが着物姿で載ってらっしゃいました。
華やかで美しい方です。
きもの一式、保坂様の私物だそうで
帯は 正倉院に収蔵されている
「七條刺納樹皮色袈裟」からデザインした弊社のものです。
素敵に着こなされていて嬉しくなりました。
おおきに。
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成人の日、冷たい朝になりました。
雪がチラチラ降る中、初釜に寄せていただきました。
【下鴨茶寮】
住所 : 京都市左京区下鴨宮河町62
定休日 : 不定休
営業時間: 昼11:00〜15:00 夜17:00〜21:00
京都 料亭 茶懐石、京料理なら創業安政三年の下鴨茶寮 (shimogamosaryo.co.jp)
待合のお軸
「福寿海無量」
金戒光明寺の塔頭「西翁院」さんにある
藤村庸軒ゆかりの「澱看(よどみ)の席」写しの小間の茶室で濃茶をいただきました。
その昔は茶室の上にある横長の窓から淀辺りまで見えたそうです。
お軸 「福如海」
今年の花びら餅は
コロンと可愛らしく食べやすいです。
お薄席、干菓子は亀屋伊織さん
こちらの有平糖はホロホロとした口解けで美味しおす。
茶杓は鵬雲斎大宗匠の「初心」でした。
心も新たに、初心で何ごとにも取り組みたいものです。
お茶席が終わりましたら
まず、出席者全員で令和6年能登半島地震で亡くられた方たちのご冥福をお祈りして黙とう。
そのあとに、点心をいただきました。
先 付 干し柿、蒸し鮑
向 付 鯛、鮪
煮物椀 白味噌仕立て雑煮 丸餅、海老芋、結び人参大根、うぐいす菜、柚子
縁 高 出汁巻玉子、鰻八幡巻、河豚煮凝り、金柑いくら、身巻き鮭真丈
龍皮巻、車海老、黒豆茶巾、鴨ロース、蛸柔煮、堀川牛蒡、慈姑
梅麩、椎茸、紅白扇面物相(ご飯、赤飯)
八 寸 唐墨、萵苣董(ちぃしゃとう)味噌漬け
こうして、新しい年を無事に迎えられることのありがたさを感じた初釜でした。
おおきに。
]]>仕事を終えてから
「十日ゑびす」 お参りして来ました。
【京都ゑびす神社】
「宵々ゑびす」の8日が成人の日でしたから人出が多かったのでしょう
そんなに人も多くなくスムーズにお参り出来ました。
今年も本殿の横参りは中止中で
ちょっと寂しいです。
トントンと叩くと願い事を聞いてもらえそうな気がしたものです。
(以前の写真です。)
なんだか、懐かしいです。
例年のように大きな鮪が供えてありました。
どうぞ、
商売繁盛で良い年になりますように。
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そして、ご家族や大切な方々をなくされた皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。
皆様がいつもの生活に戻られますよう
一刻も早い復旧と復興をお祈り申し上げます。
]]>本年もよろしくお願い申し上げます
氏神様、手水舎の龍です
天に昇る龍のように勢いのある年になりますように
年明け 1月5日、仕事始めになります。
そのあと、土日と成人の日はお休み
9日より平常営業となります。
よろしくお願いいたします。
お家を建てなおすときに
1階を人が集まれる空間にされ
炉も切ってあるお部屋も作られました。
12月ということで「クリスマス」の趣向です。
待合にはお母様が縫われたパッチワークの作品がいっぱいで素敵です。
短冊は「松無古今色」
松に古今の色なし 竹に上下の節有り
コンクリート打ちっぱなしの壁に
床から天井までの木製の建具を開けると炉の切ったお部屋へ、
歩くとフワフワと柔らかい
なんと!!柔道用の畳が入っています。
お軸の掛かった床の壁を左へと動かすと鏡の壁が現れます。
このお部屋ではヨガ教室もされてるとのこと
おもしろいお部屋です。
ただ、柔道用の畳は にじる時に滑らないので
着物だと注意が必要そうでした。
短冊 「聖夜」 石川天窓
花 桂川沿いのお花たち
花入 輪島塗 「海」 小式海夏子
香合 「聖夜」 今田三四郎
風炉先 四季の花 戸塚刺繍 お母様
釜 阿弥陀堂釜 菊池政光
炉縁 真塗 牧野治久
棚 丸卓
水指 木瓜型染付 徳泉
薄器 面取薬器 三合棗 中村宗尹
茶杓 「賛歌」 銀塗
主茶碗 「どきドキ」 川尻潤 禎山窯
茶碗 黒楽 昭楽
建水 唐銅傳来形 浄貞
薄茶 又玄 丸山小山園
主菓子 上用「奇しき星」 鳴海餅本店
干菓子 「ホワイトクリスマス」 鶴屋吉信
三日間、釜を掛けてはって
伺ったのは最終日でした。
上用万寿には雪の結晶の焼印が押されていたそうですが
なぜか 最終日に納品されたのが白無地だったらしく
アラザンなどを振りかけて
クリスマスらしさを演出されたそうです。
ご案内には座布団も椅子もご用意できます
ジーパンでも散歩のついでも大丈夫ですので一服どうぞとのことでした。
待合に戻って良く見たら
テーブルの上の器に刺してあるのがお茶の木で
白い花が咲いていました。
お茶の花は11月下旬ごろに咲くんですね。
久しぶりに友人に会い
美味しいお菓子とお茶を一服いただき
楽しい時間に感謝です。
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12月の絹のワークショップのお誘いを受けまして
「絹の金彩友禅体験」に挑戦してきました。
【株式会社 伊と幸】
住所 : 京都市中京区御池通室町東入竜池町448−2
会社概要 - 伊と幸 ITOKO | 絹の白生地メーカー (kimono-itoko.co.jp)
最初に社長の北川さんから
絹のお話を聞きました。
そして、
白生地がどうやって織り上がっていくかも機を使って
社員の方から説明いただき、
そして、下絵の描かれた生地に
色を刺していく友禅体験です。
塗り絵の色鉛筆ようには染料が刺せませんね。
配色をどうするのか迷い、あちこちはみ出したり斑になりながら
色を刺しました。
今回は金彩伝統工芸士の志賀豊先生に金彩をほどこして仕上げしていただけます。
最初に金箔をのせて糊に付けるのを
教えていただきながら やってみましたが
これが難しい。
金箔が薄くて思っているところに上手くのらないし、
金箔を指で押さえたら指のほうに引っ付くし・・・
最後は志賀先生が綺麗に仕上げてくださいました。
おかげさまで、はみ出し気味の色刺しも金箔で隠せて ええ感じに
できあがりました。
出来上がって、ほっこりしていると
「伊と幸」さんのご厚意で
「乃し」さんのお弁当をだしていただき
参加のみなさんと いろんな話に花が咲きました。
一緒に参加された方の中に
自宅でお蚕さんを飼われた方がいらっしゃったり、
同じように小学校で一匹の蚕を持ち帰り育てていたという方も。
日本産の絹は減っておりますが品質が良いものですから大切にしたいですよね。
お茶とお菓子もいただき
楽しい時間が過ごせました。
おおきに。
]]>来年の干支「辰」の古帛紗と古帛紗入れを縫いました。
お陰様で「古帛紗」なら
いくつも縫ってきましたから
迷わず縫えるはずです。
「古帛紗入れ」は 7年前にお稽古で縫ってから縫ってませんでしたので
ちょっと考えながら縫います。
以前のブログはこちら
ただ、直線に縫うだけなので
気持ちは楽ちんです。
表地と裏地を同寸で裁って、縫いしろは1cm。
縫うときに裏地を控えて
出来上がったときに裏地が見えないように加減します。
今回はお教室で厚紙を用意してもらったので
厚紙を入れて仕上げました。
裂地「朝倉間道」
「古帛紗入れ」が出来ましたら
あとは、「古帛紗」を縫うだけです。
きっちりと寸法を測って、出来上がり線と輪になる部分に
しつけ糸で印を付けてから縫い始めます。
出来上がりに印よりも4〜5mm外側を大きめの縫い目でチクチク縫います。
少し詳しめに書いてある以前のブログはこちら
出来上がり、しつけ糸が付いたままです。
龍村さんの干支の裂地「瑞龍楚繡文」
さっそく、「古帛紗」を「古帛紗入れ」に入れてみました。
教室でしゃべってますと
龍村さん、徳斎さんの「古帛紗」の寸法は縦15?横16?だそうです。
「古帛紗」は縦5寸 横5寸2〜3分とか、縦15?、横15.5?とかで作ってました。
ちょっと大きめになってきてるのかも知れません。
今回は15×16で縫いました。
「古帛紗入れ」に入れたらピッタリ、
何枚か入れるのなら1?くらい大きく作ったほうが良かったと反省です。
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ちょっと仕事を早めに帰らせていただいて出掛けて来ました。
コロナ禍のときは3部制になってまして
お食事なしで観劇するかたちでした。
今回は昼夜2部制で幕間も30分あります。
昨日は曇り空で気温が低い
京都の底冷えって感じなので
幕間は温かいもんが食べたいなぁ〜
ということで
南座に入る前に
お隣の「松葉」さんに予約に寄りました。
注文したのは「ゆりねうどん」
えっ!!
「にしんそば」でもなく「そば」でなく「うどん」!!
「松葉」さんで「うどん」は邪道だと言われてしまうかも知れませんが
「ゆりねうどん」は 「あんかけ」 なんで「うどん」のほうが伸びるのがましな気がしたんです。
冬に「あんかけ」は温まるし美味しいんだから良いじゃありませんか。
注文を済ませて南座へ。
市川團十郎白猿丈と息子の市川新之助丈の襲名披露で
祝幕は成田屋さんの「三升紋」
もう1枚の祝幕は
十三代目團十郎さんのドキュメンタリー映画を撮影している三池崇史監督が
「現代の絵師が描く現代の役者絵を創って欲しい」と村上隆さんに依頼して制作されたもの。
歌舞伎十八番が描かれています。
ちなみに、来年の2月から京都市京セラ美術館で「村上隆 もののけ 京都」展でも
展示されるそうです。
まずは、
仁左衛門さんの仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場を拝見しました。
いやー、やっぱり仁左衛門さんはよろしおすなぁ。
そして、團十郎さんと息子の新之助さんの襲名披露口上のあと
すぐに、チケットの半券をもって「松葉」さんへ走ります。
入口では海外の方達が8名ほどでワイワイと
こちらは急いでるので「予約してる鈴木です。」と声を掛けると
〜お二階へ、どうぞ 〜
お二階の予約席へ
注文もしてあるのでお茶を飲んで待っていますと
「ゆりねうどん」が到着です。
パチリと写真を撮って食べ始めます。
あんかけ な上に生姜も入って、熱々です。
ふぅふぅして麺が出てきたら
えっ!!
おそば です。
お店の方も「ゆりねうどん」でしたねぇ とおっしゃってたけど
「松葉」さんなら「おそば」でしたか。
幕間の時間に食べ終わらないといけないので
このまま、食べ続けましょう。
百合根のおだんごの中に海老と木耳が入ってます。
ほんまに、美味しかったんですけど
汗が出てました。
幕間でお急ぎの時、「あんかけ」は熱すぎなのでご注意を。
「松葉」さんでお手洗いをお借りして
お席に戻ったら幕間の残り時間は9分でした。
汗をふきふき
團十郎さんの歌舞伎十八番 助六由縁江戸桜 を観せていただきました。
楽しい時間と美味しい時間を
おおきに。
]]>「美しいキモノ 冬号」に掲載されている
弊社の帯をご紹介させていただきます。
冬号の表紙は女優の 吉田羊さんです。
P90
「年末年始の装い」
〜しゃれ味とクラス感が同居する織り絵羽のよそゆき〜
平絹錦 太子間道
今回は「美しいキモノ70周年特別企画」
〜みんなのきものスナップ25カ所〜
という
きものを愛用してくださっている方たちのスナップ写真の特集されています。
P136
トークショーでタッサーシルクのきものに
P90でモデルさんが締めて下さっている太子間道の色違いを合わせて下さっています。
P255
こちらの方も 色違いの 太子間道 を締めて下さっています。
きものは 銀糸入りの花織紬です。
P136
テーブル茶道を教えてられる先生が色無地に
水衣錦 橘文様 を締めて下さってます。
P157
祝賀会にご参加の方が
象牙色の訪問着に
唐織 錦繍菊華文様 の黒地できりっとした装いです。
P254
中段
菊をあしらったきものに
唐織 八重菊花文様 を合わせて下さっています。
同じページの下の段
右のお母様が 黒地の
水衣 百合に沢潟文様 を締めて下さっています。
みなさんが素敵に着こなしてくださっているのを見せていただけたのは
ほんとうに嬉しいことです。
これを励みに
いっそう頑張っていきます。
ほんまに おおきに。
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