信楽焼 登り窯の火入

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    信楽焼の窯元 【高橋楽斎窯】 さんから
    年に1回の 「登り窯」の窯焚をしますと お聞きして見学に行ってきました。
    火入れが 10日で
    最初は 1時間に10度づつしか温度が上げられないそうで、
    火の勢いが上がってきた 13日の夜に伺いました。




    信楽では 「登り窯」で焼かれている窯元さんは少なくなってしまったそうです。


    「登り窯」に近づくと熱さが伝わってきます。
    この2・3日で気温がぐっと下ったので、火入れが少しは楽だとの事でした。

    PA130558.JPG



    「登り窯」の両側には 松の薪が積み上げられています。
    窯の側に積んであるのは200束余です。
    窯焚きは 5昼夜で600束程が燃やされるそうです。
    温度を上げるのに 松の薪が良いそうです。


    信楽焼の特徴は、土中の鉄分が赤く発色する火色や、
    窯のなかで炎の勢いにより器物に灰のふりかかる、灰かぶりです。
    灰の量を調節するのに使うのは 雑木の薪だそうです。
    松と雑木の薪を使い分けて
    信楽焼独特の焼き上がりを作り出されるのです。

    PA130553.JPG


    PA130576.JPG




    窯全体が煙突の役割をしているので
    斜面を利用して作られている最上部の部屋からは 真っ黒な煙が立ち上っています。
    真っ黒な煙で、どんな匂いがするのかなと思いますよね。
    これが!! 松の良い匂いが ふんわりと漂っているのです。


    PA130575.JPG



    温度を上げるのに 
    15分〜20分おきに薪をくべはります。
    温度が下らないように スピーディーに薪をくべ、さっと窯口を閉めはる手際のよさ。
    薪が減ったら、
    軽トラックで薪を取りに行かれます。


    こんな作業が 5昼夜続きます。
    ご家族に助っ人の方々と 窯当番を2班に分けて 6時間交代だそうです。



    こちらの、 タオルを巻かれているのが 五代目高橋楽斎さんです。

    PA130600.JPG



    温度は 1200度以上になります。
    正面の窯口だけでなく、
    各部屋に 小口と呼ばれる窯口があり、そこからも薪をくべて温度を調節されます。


    PA130561.JPG



    正面の窯口から窯の中を覗いていると
    炎が めらめらと舞ながら
    くべられた薪に火を付けます。
    こんなに太い薪に
    あっという間に火がつき、炎を放つ。
    炎は自分の意思を持っているかのようです。

    PA130586.JPG



    いくら見ていても飽きません。
    炎の魅力は不思議です。

    この炎が 美しい信楽焼を焼き上げていくんですね。


    PA130587.JPG


    高橋家の皆さんのお顔が見たかったので
    窯番を交代される時間に合わせて伺いました。
    出来上がりが窯焚にかかっているのですから、みなさん 作業に真剣に取り組まれていました。



    PA130599.JPG



    さて、今日で5昼夜はおしまいですから
    薪をくべる作業は終わってますね。


    温度が下って 窯だしが出来るのんは いつ頃になるのでしょうね。

     


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