「志野袋」

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    9月の袋物のお稽古で「志野袋」を作ってきました。



    「志野袋」は お香を入れておくのに使う袋です。


    お茶のお稽古で
    「仙遊之式(せんゆうのしき)」というのがあります。

    七事式のひとつ「仙遊之式」は且座(しゃざ)をベースにした式で、
    十一世玄々斎が考案されたものです。
    内容は、まず花を入れ、炭をつぎ、香をたいたあとに、濃茶、薄茶の花月と続きます。

    仙遊では正客から半東まで全員の「廻り花」で茶花を活けます。
    お香も正客の「本香」、次客の「次香」の2種類を焚くので、
    みんな、次々にお役があります。


    この次客が焚く「次香」を 「志野袋」に入れて、
    袂(たもと)のしのばせて、 お席にはいるわけです。



    本当は、次客に当たるかもしれないので、
    家から香を袂にしのばせて お稽古に来るべきなのでしょう。
    でも、私たちはお稽古で 札を引いて、 
    お役が決まれば先生のお宅の「志野袋」をお借りして「お香」をしのばせているわけです。





    さて、「志野袋」作成です。


    「志野袋」を 2種類の裂地で振り分けになるように 作られています。
    「1枚は金襴、もう1枚は緞子を使い、
    正面 右側に 金襴がくるように作りましょう。」と先生が言うてはりました。



    えーっと、
    お稽古で使っているのんは どんなんだったかな…。
    振り分けになってたでしょうか。
    記憶がぜんぜんないんですよね。



    いやー、お手前の順番に 必死で覚えてないようです。
    お恥ずかしい。




    型紙はこちら。

    RIMG1107.JPG



    本当に少しの裂地で作ることができます。
    振り分けなので、なおさらですね。




    中綿を入れませんが、
    お仕覆をつくる 手順で底付けなどもして、表と裏を合わせていきました。




    小さいものを 作るのは 縫う距離がすくないのですが、結構ややこしいものです。





    RIMG1108.JPG




    つがり糸で 緒をつがるのも 13目なので細かい仕事になりました。






    出来上がりは こちら。

    RIMG1109.JPG



    右側が金襴になっています。



    いつも、出来上がると
    裂地で見ているより、 素敵になるように思います。
    緒の芥子色が 利いています。




    底には、全く違う裂地を用いても良し、
    振り分けで使った どちらかの裂地を使うのも良し だそうです。






    次回の「仙遊之式」のお稽古には
    この「志野袋」にお香を入れて行ってみましょう。


    ただ、次客に当たるかは わかりませんが。


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