今年の祇園祭 前祭の山鉾巡行は
御池通烏丸西入にある「株式会社 伊と幸」さんでの
「帯あげ友禅体験と祇園祭観覧」で過ごさせていただきました。
【株式会社 伊と幸】
住所 : 京都市中京区御池通室町東入竜池町448−2
会社概要 - 伊と幸 ITOKO | 絹の白生地メーカー (kimono-itoko.co.jp)
こちらのお店は1031年創業の和装白生地屋さんです。
消費者向けに体験教室などもされています。
私が参加させていただいたのは
「帯あげ友禅体験と祇園祭観覧」というもので
実は「美しいキモノ」のプレゼント企画で当選されていた方が参加出来なくなり
ほんの5日前に繰り上げ当選で参加されませんかとお電話いただきました。
京都に住んでいるのが功を奏したのでしょうか
ご縁をいただきました。
10時に集合しました。
説明を受けて帯揚げに糊臥せしてある文様に色をさしてゆきます。
私は七宝文様に色をさします。
地色をブルーグレーにして
ブルー系でまとめようと頭の中で想像しながら色を決めていきました。
んー、悩みます。
地色を染めて、出来上がりは
しばらくしてから郵送して下さる手はずです。
楽しみに届くのを待ちましょう。
色さしに没頭していますと
祇園囃子が聞こえてきました。
先頭の長刀鉾です。
炎天下のアスファルトは暑いでしょうが
涼しいビルの4階から巡行を観られます。
御池通の観覧席、北側はまともに陽が当たっています。
南側はビルの陰になるので
少しはましそうでした。
時間が経つと北側のお客様はどんどん居なくなられていました。
当日は37.7℃まで気温が上がってましたから
仕方ないですよね。
鉾が通り過ぎると
席へ戻って帯あげに色をさし、
次の鉾や山が来ると窓から観覧するという具合です。
「函谷鉾」
「鶏鉾」
4階ですから
まっすぐの目線だと真木(しんぎ)の辺りになります。
ちょっと巡行を見下ろす感じです。
だから、屋根方さんたちの様子がよく見えます。
「蟷螂山」だと蟷螂の動きがよく見えて楽しめました。
巡行の後半に入り、
全員が帯あげを仕上げたころに
「伊と幸」さんのご厚意でお昼ご飯を頂きました。
なんと、「ひさご寿し」さんのちらし寿しと箱寿しです。
そして、食後には
「本家尾張屋」さんの そば餅まで出して頂きました。
お腹がいっぱいですねと言いながら
皆さん完食されていました。(笑)
久しぶりにいただきました。
素朴な感じですが美味しくってお茶と合いますね。
お昼ご飯を頂きながらの巡行観覧、
ほんとうに贅沢なひと時です。
ちょうど、「伊と幸」さんの前で「放下鉾」が止まりました。
これから帰って行く新町通は細くって「鉾」が行き違えることができません。
それで、新町通に入る前に
南に町内がある鉾が先に行くのです。
まずは、「岩戸山」が追い越して
そのあとに、「船鉾」が抜かしていきました。
この、「船鉾」が通り過ぎると巡行が最後です。
暑い中でしたから、涼しい日陰を求めて
あっという間に
御池通りの観覧席から人が移動していかれました。
私はビルから出ることはありませんでしたが、
新町通まで辻回しを観に行かれた方もいらっしゃいました。
暑い中でしょうが、冷房が効いた部屋に戻って来られるのですから ええですよね。
市役所前に40万円の観覧席をつくり販売されたのがニュースになっていました。
そのことを思うと
なんて良心的な企画でしょう。
37℃超えの暑さの中「祇園祭巡行」を楽しませんていただきました。
ほんまに、おおきに。
※届いた帯あげはこちら